2005/11/29

ゴレ島

ゴレ島に行ってきました。その昔、奴隷の積出港として機能した歴史から世界遺産に登録されています。といっても現在はとてもキレイな観光地。歴史とか詳しい話は他のサイトに任せてここでは写真をお届けします。

ゴレ島について詳しく知りたい人はユネスコのサイトがオススメです(英語)。




港を出発。写真はダカールの市街です。立派な都市ですね。





20分ほどしてゴレ島に到着。ちなみにこれは左舷灯浮標。港から出るときにこれを左に見て航行しなさいという標識。

あれ? と思ったヨット関係者のあなたはエライ。日本とは左右の色が逆なのです。紛らわしいですねー。でも左舷標識が赤、というほうが分かりやすくない?




連絡船が島に到着。ビーチにはカタマランが。うー、乗りたい。水もメチャメチャきれいです。





路地のいたるところで花が咲き乱れています。いやホントきれいです。ブーゲンビリアっていうのかな?





路地その2。こじんまりと。静か。気に入りました。






有名な「奴隷の家」。白人観光客が一杯います。セネガルが観光立国というのも頷けます。








奴隷の家、一階、「帰らざる扉」。この扉から出たが最後、生きて故郷の土を踏むことは無いという扉です。ここで聖地特有のオーラを感じる人が多いらしいですが、僕は正直何も感じませんでした。







奴隷の家の向かい側にある「女性博物館」。結構最近まで使っていたらしい生活道具。ってこれ弥生時代の土器って感じですよね。どうしてこんなに発展が遅れたのでしょうか。日本も大陸から先端技術が入ってこなければ、こうなっていたんですかねぇ。ちょっと考えにくいですけど。







丘の上にある土産物ショップから島全体を望む。キレイです。







最後に路地風景をもう一枚。なんか石垣島を思い出すなぁ。





何にせよとってもキレイな島です。かなり気に入りました。セネガルに遊びに来る機会があれば是非お立ち寄りください。

2005/11/28

グローバリゼーション

今日、セネガルの本屋で見つけたものが二つ。



1.仏語訳された漫画、ドラゴンボールの単行本。(セルゲームが始まったくらいのとこ)


2.SUDOKU(数独)のパズル本。(買っちゃいました)



グローバリゼーションって凄いですねー。日本ってすごいですねー。


以上です。



ゴレ島探索記はまた明日。

2005/11/27

小旅行

往復丸2日、滞在4日間の小旅行に行ってきました。日本へ。短い間でしたが、友達に会ったり、おいしいもの食べたり、家族で箱根の温泉に行ったり、とかなり日本を満喫。


もちろん肝心の面接もこなしてきました。こちらは丸一日かけて10人の社員との面接。外資金融ですが、暖かい感じの魅力的な人が多かったです。是非ともそこで働いてみたいけれど、まだまだかなり狭き門。あまり期待せずに結果を待とうと思います。


完全に話は飛びますが、乗ってる飛行機が落ちる夢を見ました。最初に9・11ばりにビルに突っ込んで、そのまま反対側に突き抜け(どういうわけか飛行機の中にビルのガラスが飛散)、さらに少し飛び続けて、田んぼに不時着。なんとか飛行機から避難して機体を見たらJALでした(関係者の人ごめんなさい)。お陰で起きても全然疲れが取れてなかった・・・。


また話が飛びますが、昨日ダカール沖に浮かぶ世界遺産の島、ゴレ島に行ってきました。その話はまた明日(くらい)にします。

2005/11/16

物乞いビジネス

ちょっと前に物乞いについて書きました。物乞いしかできない、ってどんな気持ちだろう、と。しかし聞くところによると、どうやら思い違いをしていたようです。なんとセネガルにおいては物乞いがある種のビジネスとして成立していると言うんです。


これはDr.Syから聞いた話です。彼の家があるのは比較的裕福な人が住む地区。その近くにある墓地にお墓参りに来る人をターゲットにする物乞いが多く、これに対し「こんなに物乞いが多いとイメージが悪くなり、土地評価額が下がってしまう」と苦情を述べる地域住民がいました。


当時、地区の町内会長だったDr.Syは物乞いたちと交渉をしに行きました。その内容は「初期投資費用をあげるから、八百屋とか果物屋とか普通の商売をして物乞いを止めてくれないか」というもの。物乞いたちはその提案を持ち帰って検討した後、こんな結論を出したそうです。


「八百屋なんかより物乞いをした方がよっぽど稼げるから却下」


セネガル人のほとんどがイスラム教徒。その教えの一つが喜捨。恵まれないものに分け与えよ、というものです。物乞いに言わせれば、人々に喜捨の機会を与えてやっている、といったところです。事実、「2日間だれかに物をあげないで過ごしたら気が狂いそうになる」といった人もいました。


というわけで、物乞いはある意味サービス業として成立しているようです。中にはタクシーで特定の場所に毎日「通勤」している物乞いもいるとか。さらに言えば、セネガルは物乞いの稼ぎがよいので、わざわざ他の国から出稼ぎにくる物乞いもいるらしい。ちなみにお隣の国、マリには物乞いの協会が存在しているとのことです。


もちろん、全ての物乞いが自分でその道を選んだとは思えません。が、少なくとも表面を見ただけでは分からないこともあるんだな、ということを再確認した次第です。

2005/11/12

引越し

さて住居ですが、別の部屋に移るという選択肢もあったものの、泥棒がまた戻ってくるかも、という思いから同じ建物に住む気にはなれませんでした。そしたらDr.Sy(インターン先のNGO代表)がうちにおいで、と言ってくれたのでとりあえず彼の家に移り住むことになりました。


前にも書いたけど、マジ豪邸です。場所はダカール北部のYoff地区。家の目の前に広がる美しいビーチには湘南のサーファーが泣いて喜びそうな波がひっきりなしに押し寄せています。


犬が放し飼いにされている庭には、程よい海風が吹いており、かなり心地よいです。その他にウサギ小屋があり、その隣では体長80cmくらいの陸亀が飼われていたり。


一階には40畳くらいのリビングがあって、そこから日本の家の2、3倍の幅はある階段を昇った先には寝室が4つくらいプラスDr.Syの書斎があります。そこかしこにアフリカンアートを中心とした絵画、彫刻が並び、家全体が美術館状態。ちなみに僕が今いさせてもらっている部屋はプライベートバスルーム付き。写真をお見せできないのが残念です。なんせカメラ盗まれましたから・・・。


ここは常駐の警備員さんがいるのでセキュリティーは万全です。加えて住み込みのメイドさんが2人で掃除や炊事をしているのですが、料理がおいしい!聞くところによると、セネガル料理はレストランより家庭料理が一番、らしいです。確かにこれまでレストランで食べてきたセネガル料理は、「まあ食べられるけどレベル」でした。が、ここのご飯は本当においしいです。


最後にセネガル家庭に滞在できることになったのはある意味ラッキーかも。もちろん、一般家庭とは生活レベルがかけ離れていますけどね。

2005/11/10

あぅ

泥棒に入られました。最悪・・・。いやはやホント色々なことが起きるものです。


今夜、とあるコンサートに行く予定だったので、ちょっと早め、16:30ごろ帰宅したところ、部屋の入り口が蹴破られていました。なんてこった、と寝室に行くと、スーツケースの錠が壊されて中が荒らされていました。


見たところ、中に入っていた現金、携帯電話(日本で使っていたやつ)、デジカメ、電子辞書が盗まれていました。不幸中の幸い、その他の物はほとんど手付かずでした。飛行機のチケットやクレジットカード、洋服などなど。にしても被害総額3000ドル超。痛すぎる・・・。保険の契約を見たら盗難の補償限度額は10万円。全然足りないし・・・。


アフリカ2回目にして2回目の盗難。前回はギニアの空港で。同じくスーツケースを壊され金目の物をかっさらわれました。それに気付いたのはホテルに着いてからだったので、今回、既視感に近いものを感じました。もうアフリカに来るの止めようかな・・・。



とりあえず強盗に出食わさなかったのは幸運かもしれないけれど。Samsoniteの6万円のスーツケースをケチらなければ良かった・・・(すごい丈夫なやつが売ってるんです)。お金をもっと分散して管理しとけばよかった・・・。後悔することもあるけれど。






あーーーーーーーー・・・。







あぁーーーーー・・・。









へこむ・・・。

出会い

お昼を食べに行ったら、日本人の世界旅行者の方と出会いました。中国から始めて、モンゴル、カザフスタン、などアジアの国々を周って、中東のイラン、シリア、エジプトからアフリカに入って、スーダン、ケニヤ、そこからセネガルに飛んで来たそうです。既に8ヶ月が経過、今後は西アフリカ諸国を周ってから南アフリカまで行って、南米へ飛んで、後にヨーロッパへ。また陸路を東に行ってゴールのニュージーランドまで行くとか。

面白そうだけど、大変そう。ちなみに彼、フランス語はおろか、英語もカタコトらしい。それでも世界を旅しちゃうってスゴイけど、やっぱり人とコミュニケーションが取れないと旅の面白みも半減するんじゃないのかなぁ、と勝手に心配してみたり。僕自身、中国で全く言葉が解らず、もう少し勉強しておいた方が楽しめたのに、とちょっと後悔したことがあったので。なにはともあれ旅の安全をお祈りします。


ところで来週末あたり、就活で日本に帰ることになりそうです。ご飯が楽しみ(笑)

2005/11/05

世界は狭い・・・?

こちらに来て間もない頃、SFCの友人でJICAに入社(入団?)してた子が昨年、仕事でダカールに滞在していたことを知りました。時期こそかぶらなかったけど、面白いなー、と。これは序の口。


JICAは新入職員に対して、最初の1年目に在外研修というものを課すんですね。で、彼女の後釜?ということで今年も新入職員が2名、9月からダカールにやってきてたんです。同年代と出会うチャンス、ということで彼女にメールで紹介してもらって今日会ってきました。やっぱり開発に携わってる人と話すのは楽しかったです。

で、ここからが本題。彼らとの待ち合わせ場所がダカール大学の構内だったんですが、着いたのがちょっと早過ぎたので、適当にそこらへんのセネガル人学生に話しかけてみたんです。

ちょっと話してみたら、日本人の友達がいると言う。日本の大学生だが、ダカールでかれこれ9ヶ月フィールドワークをやってるという。横浜出身だという。○○**って名前だという。

・・・なーんか聞いたことある名前。よくある名前じゃなくてかなり変わった苗字。絶対に聞き覚えがある。よーく考えて思い出した。

・・・昔、ラネージュ(ヨットサークル)に勧誘した子だ・・・(多分)。

まあ、もしかしたら人違いかもしれない。と思いつつ帰ってから記憶を頼りに名前をGOOGLEにかけたら、やっぱり出てきた。ダカールでフィールドワークやってるSFC生の記事。間違いない。

ていうか本当に適当に話しかけたんです。話しかけた彼はダカール大学博士課程の学生。その彼が、そのSFC生のリサーチの指導をしてるとか。全くなんという偶然。世界が狭いのか、それとも僕が世界の中のごく狭い社会の中でのみ生きてきたからか、あるいは両方?なんにしても面白いです。

そのSFC生の子は現在バカンスで一時帰国中、あと1週間くらいでダカールに戻るとか。会えるのが楽しみです。

ちなみに僕の記憶が正しければ彼女は一度もラネージュに来ていません(なのに名前を覚えてる自分にもびっくり)。というわけで多分、会ってもお互いに顔を認識できないと思います。

Google Print

これはすごい。

グーグルが電子化書籍を公開してます。登録されている本の本文を対象にキーワード検索が出来て、著作権のある本でもその大部分を読むことが出来ます(一定の間隔で読めないページがあります)。現時点でどの程度の量の本が対象になっているか分からないけれど、大学院の授業で使った(大枚をはたいて買った)本もかなり出てきます。

いやー、すごいや。