2006/02/04

大学院生活

今学期で最後となる大学院。 楽しんでます。

今日は履修しているコースを紹介。

1) Government Policy Workshop(4単位)
いわゆるワークショップ形式というのが必修の一つなのですが、これは実際のクライアントからプロジェクトを引き受けて実行するというもの。テーマはチャイルドケアと経済発展。一般的に福祉分野として見られがちなチャイルドケアを経済発展の重要セクターとして捉えなおし、政策提言などを行うもの。目玉は4月に予定されているNY州のチャイルドケアと経済発展に関する会議の開催。内容を作って、講演者を決めて呼んで、運営を取り仕切る。この授業の履修者は5人。教授の指導のもと、5人のチームで作業を進めていきます。昨日は朝の8時に街中のカフェに集合。教授も交え、朝食をしながらミーティングをしたのちチャイルドケアの現場を見学してきました。


2) Planning and the Global Knowledge Economy: Sustainability Issues(4単位)
持続可能な社会は如何にして実現できるのか、を考えたりするコース。担当のVietorisz教授は80歳くらいの高齢にして7ヶ国語を操る天才。人生の集大成として執筆中の本では持続可能性を進化の過程から追究しようと試みています。概要:

 世界1 原始。バクテリア。猿人。
   ↓進化1 人類の誕生
 世界2 狩猟・漁撈・採集 自然の中に生きる。  
   ↓進化2 農業の誕生 自然の支配
 世界3 現代 人類同士の対立社会  
   ↓進化3  社会的・環境的持続可能性への移行
 世界4 約束の地 開かれた持続可能社会

そして進化3とはつまり人間のPsychological Changeである言っておられます。授業の初期段階である今は世界2の話で人間の社会的特性とか、生物学、脳の話とか、とにかく話が飛びまくり、天才についていくのが大変ですが面白いです。


3) Real Estate Law(3単位)
法律科目を一つ取るのが必須。不動産法を選択。卒業したら不動産の証券化とかやるわけだし、まあ参考になるかな。と思ってやっています。アメリカの法律だけれども。教授は実務家なので、話が面白い。


4)フランス語(4単位)
研究対象がセネガルで、文献もフランス語だから、文法の復習を兼ねて履修。先生はカメルーン人。


5)アフリカンセミナー(1単位)
毎週一回、ゲストスピーカーがアフリカの開発について語る。履修者はアフリカ人が多いので教室にいるとセネガルに帰った気分になります。


6)Seminar in International Planning(1単位)
なんと1969年に創設されて以来、毎年春学期に開催されてきた歴史のある授業。これも毎週ゲストスピーカーが来てプランニングについて語ります。スピーカーの当たり外れが大きい。


先学期、休学した分、単位を多く取らないといけないので大変ですが、作業量が少ないのを選んでいるので何とかなりそうです。これプラス修士の卒業製作をやらないといけないのだけれど。こちらはデータの分析までやってあるので一段落。


昨日は毎週金曜日に学校が主催するTGIFパーティーへ。Thank God It's Fridayじゃなくて、Thank Grads It's Fridayです。 Grads、つまり大学院生しか入れません。ビールが一杯1ドル、ポテトチップス、プリッツェル、ソフトドリンクは無料。いい学校ですね。

そこで出会った日本人、実は母校SFCの卒業生(2期生)。しかも僕がヨットをやってた地元、森戸海岸でウインドサーフィンやってたいうから驚き。狭い狭い世界に生きております。
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